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2026.03.29
コラム

睡眠コラム|忙しい日に運動を頑張るより、1時間早く寝た方がいいかもしれない

運動しなきゃと思いながらも、忙しくて時間が取れない日はありませんか。そんなとき、無理に運動するよりも先に睡眠を整える方が良いかもしれないことが、大規模なデータ解析から示されています。

2025年にフィットンらが行った研究では、マット型センサーと腕時計型デバイスを使って睡眠と歩数を記録し、7万人の約2,800万日分という膨大なデータを分析しました。この研究では「睡眠が翌日の歩数に与える影響」と「前日の歩数が睡眠に与える影響」の両方向の関係を検証しています。

その結果、睡眠が整うと翌日の歩数が増えやすいことが明らかになりました。一方で、歩数が多くても睡眠時間は増えにくい傾向があることもわかっています。つまり運動が睡眠を改善するよりも、睡眠が運動量を増やす効果の方が強いという関係性が、大規模なデータによって示されたのです。

また現在のガイドラインでは睡眠7〜9時間と1日8,000歩以上が推奨されていますが、この両方を達成できていた人はわずか12.9%にとどまっていました。多くの人が睡眠と運動のどちらかを犠牲にしながら生活しているという現実が浮かび上がっています。

この研究が示す実践的なメッセージはシンプルです。忙しくて運動と睡眠のどちらかしか選べない日は、まず睡眠を優先するということです。よく眠れた翌日は体が動きやすくなり、歩数も自然と増えやすくなります。睡眠を整えることが、翌日の運動習慣を後押しする土台になるのです。今日運動できなかったとしても、しっかり眠ることで明日の体を動かす準備が整います。運動を諦めた日の罪悪感よりも、早めに眠りにつく選択を大切にしてみてください。

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