
朝晩の冷え込みが増してきたこの季節、なんとなく眠りが浅くなった、夜中に寒くて目が覚めてしまったという経験はありませんか。実は寒さは睡眠の質を直接低下させることがわかっており、寝具の切り替えは思っている以上に重要なタイミングで行う必要があります。
スリープファウンデーションの調査によると、寝室の温度が16℃を下回ると寒さによって睡眠が悪化することが報告されています。良質な睡眠を保つためには、寝室の温度が18℃以下になったら冬用寝具への切り替えを検討するのが目安とされています。夏から秋にかけて使っていた薄手の寝具のままでは、体が冷えて深い眠りに入りにくくなってしまいます。
では具体的にいつ切り替えれば良いのでしょうか。気象庁のデータによると、東京では10月後半の夜間気温が16〜18℃程度になるとされています。つまり東京を基準にすると10月後半が冬用寝具への切り替えの目安といえます。ただし温度計がない場合や地域によって気温が異なる場合は、3日連続して寒いと感じたら切り替えの準備をするという感覚的な目安も参考にしてみてください。
2025年にマイボイスが行った調査では、季節に合わせて冬は冬用の布団に替えるという人の割合は約60%という結果が出ています。裏を返せば約40%の人は季節に関わらず同じ寝具を使い続けているということになります。寒くなっても寝具をそのままにしている方は、気づかないうちに睡眠の質が低下している可能性があります。
良質な睡眠のために寝室の温度管理は欠かせません。暖房で室温を保つことも有効ですが、電気代や乾燥の問題もあります。体に直接触れる寝具を季節に合わせて適切に替えることは、快適な睡眠環境を整える最もシンプルで効果的な方法のひとつです。肌寒さを感じ始めたこの時期に、押し入れの奥にしまってある冬用の寝具を引っ張り出してみてはいかがでしょうか。たったそれだけで、今夜の眠りの深さが変わってくるかもしれません。