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2025.07.13
コラム

睡眠コラム|レジャー日和の翌夜、眠れないのは日焼けのせいかもしれない

夏のレジャーシーズン、海やプールで思い切り楽しんだ後、夜になってもなんとなく体がほてって眠れなかった、という経験をしたことはありませんか。日焼けによる肌のヒリヒリ感や熱っぽさが気になって、なかなか寝つけなかったという方も多いのではないでしょうか。実は日焼けは肌へのダメージにとどまらず、睡眠の質にも直接影響を与えることが研究からわかっています。

そもそも日焼けとはどのような状態なのでしょうか。紫外線を浴びることで肌に炎症物質であるサイトカインが放出され、急性の炎症状態が引き起こされます。肌が赤くなり、ヒリヒリとした痛みや熱を持つのはこの炎症反応によるものです。この状態になると体は危険信号を受け取ったかのように交感神経が活性化され、緊張モードに入ってしまいます。

この炎症時に放出されるサイトカインが、睡眠にも悪影響を与えます。プランテらの研究によると、炎症時のサイトカインは深い睡眠であるステージ3が減少する可能性があるとされています。深い睡眠は疲労回復や免疫機能の維持に欠かせない段階であり、ここが削られることで翌朝起きても体の疲れが取れていない、だるさが残るといった状態につながりやすくなります。

さらに日焼けが睡眠を妨げる要因はサイトカインだけではありません。日焼けによる体温の上昇も深部体温の低下を妨げ、寝つきにくくなる原因となります。また交感神経の活性化が続くことで脳が覚醒した状態のまま眠りにつこうとすることになり、眠りが浅くなってしまいます。加えて、日焼けした肌はとても敏感になっているため、寝返りを打つたびに寝具との摩擦で痛みや不快感が生じ、それがまた睡眠を妨げる原因になるのです。楽しいレジャーの翌日に体がすっきりしないのは、こうした複合的な要因が重なっているからかもしれません。

では睡眠を守るために、日焼けに対してどのような対策ができるでしょうか。

まず最も重要なのは日中の紫外線対策です。日焼け止めをこまめに塗り直すこと、帽子や日傘、UVカットの衣類を活用することで、そもそも日焼けの程度を抑えることが睡眠を守るための根本的な対策になります。それでも日焼けしてしまった場合は、帰宅後すぐに冷却と保湿を行うことが大切です。炎症を少しでも早く鎮めることで、サイトカインの過剰な放出を抑え、体温の上昇も和らげることができます。冷たいタオルや保冷剤で熱を持った部分を冷やし、たっぷりと保湿ケアをしておくことで、夜の睡眠環境が整いやすくなります。

就寝時には肌への刺激を最小限にする工夫も有効です。日焼けした肌はわずかな摩擦でも刺激になるため、肌触りの柔らかいパジャマや寝具を選ぶことをおすすめします。シルクやコットンなど、肌への負担が少ない素材のものを選ぶと、寝返りによる摩擦の不快感を軽減できます。

夏のレジャーは思い切り楽しみたいものですが、翌日のパフォーマンスや健康のためにも、日焼けケアは後回しにしないことが大切です。しっかりと肌を守り、日焼けしてしまった後もきちんとケアをすることが、夏の夜もぐっすり眠るための確実な備えになります。

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