newsニュース

2024.10.06
コラム

睡眠コラム|犬や猫と一緒に寝てもいい?ペットの睡眠環境について

一緒に暮らしている犬や猫には、できるだけ長く健康で元気にいてほしい。そう考える飼い主の方は多いのではないでしょうか。食事や運動に気を配る一方で、意外と見落とされやすいのが「睡眠」です。実は、犬や猫にとっても睡眠は健康維持に欠かせない重要な時間であり、睡眠環境が心身のコンディションに大きく関わっています。

犬や猫は、人間のように夜にまとめて眠る「単相性睡眠」ではなく、1日の中で寝たり起きたりを繰り返す「多相性睡眠」をとっています。平均睡眠時間は12〜15時間程度と、人間よりかなり長く眠りますが、その一方で、物音や気配に敏感で、すぐに覚醒しやすいという特徴があります。特に犬は本来、周囲の危険を察知しながら生活してきた動物であるため、深く眠り続けることが得意ではありません。

そのため、人間にとっては小さな刺激でも、ペットにとっては睡眠を妨げる要因になることがあります。例えば、夜遅くまでのテレビやスマートフォンの音、頻繁な声かけ、無理に起こされることなどが続くと、睡眠の質が低下してしまう場合があります。

犬や猫も、人間と同じように睡眠不足になることがあります。睡眠が十分に取れていない場合、

・落ち着きがなくなる
・問題行動が増える
・なんとなくダルそうにしている


などの変化が見られることがあります。特に子犬やシニア期の犬・猫では、睡眠不足が体調やメンタル面に影響しやすくなるため注意が必要です。

また、「一緒に寝るのはダメなの?」と気になる方もいるかもしれません。もちろん、飼い主との時間が安心感につながるケースもあります。ただし、人間の寝返りや夜更かし、生活音などによって、ペットの睡眠が浅くなる可能性もあります。特に覚醒しやすい性質を持つ犬や猫にとっては、静かで安心できる“自分専用の寝床”を用意してあげることが、睡眠の質を高めるうえで重要です。

さらに、高齢の犬や猫では睡眠時間が長くなり、同じ姿勢で過ごす時間も増えていきます。その結果、血行不良や関節のこわばりが起こりやすくなることもあります。こうした変化に備えるためには、体圧を分散しやすく、通気性の良いペットベッドを選ぶことも大切です。近年では、人間の睡眠研究を応用したペット向け寝具も増えており、シニア期の快適な睡眠環境づくりへの関心も高まっています。
睡眠は、犬や猫にとっても「ただ休む時間」ではありません。脳や身体を回復させ、日中の活動や感情の安定を支える大切な生理現象です。だからこそ、静かな環境や安心できる居場所を整え、必要以上に睡眠を妨げないことが重要になります。

人間だけでなく、ペットの睡眠について理解を深めることは、より良い共生にもつながります。スリーププランナーでは、人の睡眠だけでなく、ペットの睡眠に関する知識についても学ぶことができます。毎日を一緒に過ごす大切な家族だからこそ、“眠り”という視点から健康を見直してみてはいかがでしょうか。

一覧に戻る