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2025.03.02
コラム

睡眠コラム|花粉症がつらい人必見!寝室に空気清浄機を置くだけで睡眠が変わる理由

毎年この時期になると、目のかゆみや鼻水、くしゃみに悩まされるという方は多いのではないでしょうか。マスクを手放せない日々が続き、外出するだけでもつらいと感じる花粉症の季節。日中の症状に意識が向きがちですが、実は花粉は夜の睡眠にも大きな影響を与えていることが、研究によってわかってきました。

2012年に千葉らが行った研究では、花粉シーズン中は中途覚醒の時間が通常の約2倍になることが明らかになりました。中途覚醒とは、夜中に目が覚めてしまうことです。「花粉の季節になると、なんとなく眠りが浅い気がする」「朝起きても疲れが取れていない」と感じている方は、気のせいでも体質のせいでもなく、花粉が睡眠を妨げていた可能性が高いのです。鼻づまりや目のかゆみが就寝中も続くことで、深い眠りに入りにくくなったり、途中で何度も目が覚めてしまったりするのです。

睡眠の質が下がると、日中の集中力や気力にも影響が出てきます。仕事や勉強でミスが増えた、なんとなくイライラしやすくなった、という状態が続くようであれば、睡眠不足が背景にあるかもしれません。花粉症の影響は、鼻や目といった症状だけにとどまらず、生活全体のパフォーマンスにまで及んでいるのです。

では、どうすれば花粉シーズン中でも質の良い睡眠を確保できるのでしょうか。もちろん、医療機関での治療や抗アレルギー薬の服用は有効な手段のひとつです。しかしそれと合わせて、もう少し手軽に取り入れられる方法として注目されているのが、空気清浄機の活用です。

2020年にルスらが行った研究では、アレルギーのある患者が寝室で空気清浄機を使用したところ、寝つきが20%、睡眠の質が14%、そして朝の目覚めが14%それぞれ向上したという結果が報告されました。空気清浄機をつけて眠るだけで、これだけの改善が見られたというのは、多くの花粉症に悩む方にとって朗報ではないでしょうか。寝室の空気中に漂う花粉やハウスダストを除去することで、就寝中のアレルギー反応が和らぎ、眠りの深さや質が改善されると考えられています。

空気清浄機の効果を最大限に引き出すためには、使い方にも少し気を配ると良いでしょう。就寝前から運転しておき、寝室の空気をあらかじめきれいにしておくことが大切です。また、フィルターの掃除や交換を定期的に行うことで、花粉を除去する性能を保てます。外出から帰宅したら寝室に入る前に衣服を払い、花粉を持ち込まないようにすることも、寝室環境を整えるうえで効果的です。さらに、花粉の飛散量が多い日には窓を閉めたまま過ごし、換気のタイミングを工夫するだけでも、寝室内の花粉量を減らすことができます。

今年の春は花粉の飛散量が例年より多いとの見解も出ています。症状が例年より重いと感じている方も多いかもしれません。だからこそ、日中の対策だけでなく、夜の睡眠環境にも目を向けてみてください。しっかり眠れているかどうかは、翌日の体調や気持ちに直結します。どれだけ忙しくても、睡眠の質を守ることは、毎日を元気に過ごすための土台です。

花粉シーズンは長く、完全に避けることはできません。しかし、寝室の環境を整えることは今日からでもできます。空気清浄機をお持ちの方は、ぜひ今夜から寝室で使ってみてください。まだお持ちでない方も、この季節だけでも導入を検討してみる価値は十分にあるはずです。つらい花粉の季節を、少しでも快適に、そして毎朝すっきりと目覚められるよう、眠る環境を見直すことから始めてみませんか。

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