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2026.03.01
コラム

睡眠コラム|眠っている間に歯が削れている?!10人に1人の歯ぎしりを放置してはいけない理由

朝起きたときに顎がだるい、歯が痛い気がする、パートナーに歯ぎしりをしていると指摘された、そんな経験はありませんか。睡眠中の歯ぎしりは他人事のように感じている方も多いかもしれませんが、大人の約10人に1人が経験しているとされており、意外と身近な症状です。

睡眠中の歯ぎしりとは、眠っている間に顎に力が入り、歯をギリギリと擦り合わせたりギュッと噛みしめたりするクセのことです。マンフレディーニらの研究によると、この症状は大人のおよそ10人に1人に見られると報告されています。自分では気づきにくいため、実際にはもっと多くの人が経験している可能性もあります。

特に驚くのがその噛む力の強さです。ニシガワらの研究によると、睡眠中の噛む力は平均でも約22キログラムに達し、強い人では80キログラムを超える場合もあるとされています。80キログラムといえば大人1人分の体重に相当します。その力が毎晩眠っている間中、歯や顎にかかり続けているとすれば、歯が削れたり顎関節に負担がかかったりするのも納得できます。

歯ぎしりの原因としてストレスがよく挙げられますが、実はそれだけではありません。歯ぎしりは睡眠が浅くなった瞬間に起きやすいことがわかっており、飲酒や鼻づまり、睡眠時無呼吸なども歯ぎしりを増やす原因になる可能性があります。お酒を飲んだ翌朝に顎の疲れを感じやすいという方は、飲酒によって睡眠が浅くなり歯ぎしりが増えていたのかもしれません。

対策としてまず挙げられるのがマウスピースの装着です。歯科で作製できるマウスピースを就寝時に使用することで、歯への直接的なダメージを軽減することができます。歯ぎしりそのものを止めることは難しくても、歯を守るという意味では非常に有効な方法です。気になる症状がある方はまず歯科に相談してみることをおすすめします。

また睡眠の質を改善することも重要な対策です。過度な飲酒を控えること、鼻づまりがある場合はケアをすること、睡眠時無呼吸が疑われる場合は専門機関に相談することなど、睡眠が浅くなる原因を取り除くことで歯ぎしりの頻度を減らせる可能性があります。さらに就寝前の深呼吸やストレッチで体の緊張をほぐし、ストレスを和らげることも助けになります。

歯ぎしりは放置すると歯が削れたり、顎関節症につながったりするリスクがあります。朝に顎の疲れや歯の痛みを感じることが続いているようであれば、一度歯科で相談してみてください。睡眠中の無意識の習慣だからこそ、意識的なケアで歯と体を守ることが大切です。

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