
今日は夏至、1年で最も昼が長い日です。夜になってもなかなか暗くならず、「まだ明るいのに眠るのは早い気がする」と感じている方もいるのではないでしょうか。実は日照時間と睡眠時間には深い関係があることが研究からわかっています。
マッティングリーらの研究によると、昼が長くなるほど睡眠時間は短くなる傾向があることが示されています。夜が明るい時間帯に体内時計が光の刺激を受け続けることで、眠気が訪れるタイミングが遅れやすくなるためです。では夜が最も短い夏至のある6月が、1年で最も睡眠時間の短い時期なのでしょうか。
実はそうではありませんでした。ブレインスリープが2025年に行った調査によると、1年で最も睡眠時間が短かったのは夏至のある6月ではなく、7月だったのです。7月は1年で最も昼が長い12月と比べると睡眠時間が約12分短く、深い睡眠も約7.5分短いという結果が出ています。
なぜ夏至の6月ではなく7月が最も睡眠時間が短いのでしょうか。その答えは「暑さ」にあると考えられています。現代では夜でも照明やスマートフォンの光があるため、昼の長さだけが睡眠に影響するわけではありません。7月は気温が本格的に上昇し、夜間の寝苦しさが増す時期です。深部体温がなかなか下がらず、寝つきにくくなったり夜中に目が覚めたりしやすくなるのです。日照時間の影響に加えて、暑さという要因が重なることで睡眠がさらに削られていくのです。
夏至を迎えた今日から、睡眠への影響が本格化する7月に向けての準備を始めることをおすすめします。寝室のエアコンの設定を見直し、遮光カーテンで朝の光を遮る工夫をするなど、暑い夜に備えた睡眠環境を整えておくことが大切です。1年で最も昼が長い今日を、眠りを守るための対策を始めるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。