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2025.03.30
コラム

睡眠コラム|頑張っているのに結果が出ない人へー睡眠不足が意志の力を奪っていた

新年度が始まり、「今年こそはこれを達成したい」と新たな目標を立てた方も多いのではないでしょうか。ダイエット、資格の取得、運動習慣の定着、貯金……。年の始めや新学期のタイミングは、気持ちが切り替わり、何か新しいことを始めるのに絶好の機会です。しかし残念ながら、立てた目標のほとんどは1年後には達成されずに終わってしまうことが多いのが現実です。

ワイズマンが約3,000人を対象に行った調査によると、新年に立てた目標が1年後に達成されている割合はわずか約12%だったことがわかりました。10人が目標を立てても、1年後に達成できているのはそのうちたった1人程度という計算になります。意志が弱いから、努力が足りないから、と自分を責める方も多いかもしれませんが、実はそれだけが原因ではないかもしれません。目標達成を左右するある意外な要因が、同じ調査の中で浮かび上がってきました。それが「睡眠」です。

調査では、よく眠れていると答えた人の目標達成率は約60%だったのに対し、睡眠不足の人の達成率は約44%にとどまりました。同じように目標を立てていても、睡眠の質や量によってこれだけの差が生まれていたのです。たっぷり眠れている人とそうでない人では、目標達成率に16ポイント近くの開きがあります。努力の量や目標の内容よりも先に、毎晩の睡眠が結果を左右していたとすれば、見逃せない事実です。

なぜ睡眠が目標達成にそれほど影響するのでしょうか。その鍵となるのが、自制心と意志の力です。睡眠不足の状態では、自制心や意志が乱れやすくなることがわかっています。自制心とは、目の前の誘惑や衝動をコントロールし、長期的な目標に向けて行動し続ける力のことです。ダイエット中についお菓子に手が伸びてしまったり、勉強しようと思っていたのにスマートフォンを見続けてしまったりする経験は誰にでもあるはずです。こうした「わかっているのにやめられない」状態は、意志の弱さではなく、睡眠不足によって脳の機能が低下しているサインである可能性があります。

この調査では、目標達成のために推奨される睡眠時間として7時間が挙げられています。7時間と聞いて、「そんなに眠れていない」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。忙しい毎日の中で睡眠時間を確保することは、決して簡単ではありません。しかし、睡眠を削って努力する時間を増やしたとしても、肝心の自制心や集中力が低下していては、その努力が十分な結果につながらない可能性があります。睡眠は怠けることではなく、目標達成のための投資だと考えてみてください。

新年度のこのタイミングだからこそ、目標とあわせて睡眠習慣も見直してみませんか。毎晩7時間の睡眠を確保することを、今年の目標のひとつに加えてみてください。それだけで、他の目標を達成できる可能性が大きく高まるかもしれません。目標を叶えるための近道は、夜更かしではなく、しっかり眠ることにあったのです。

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